ELEKIT
真空管アンプの作成

愛用のオーディオアンプ「Victor AX-1100」の調子が また悪くなってしまいました。このアンプは 内部の熱設計が悪いようで、使っているうちに発熱でプリアンプ部のハンダが痩せてしまい接触不良を起こします。過去2回ほどハンダを盛り直して修理しているのですが、問題の箇所がアンプを かなり分解しなければならない上に 修理のたび配線を抜き差しするためコネクタの付け根部分に疲労が見られるようになってしまいました。(単に修理が下手とも言う)

もう10年以上使っているので 新しいアンプの購入を検討したのですが、世の中 「軽・薄・短・小」の流れが進んで お手ごろ価格で使い勝手の良いものが見当たりません。(最近のミニコンポって スイッチング電源を使っているって本当ですか!?)

そんな時、秋葉原の若松通商で見かけたのが(株)イーケイジャパンの真空管ステレオアンプ「TU-870(\19,800-)」でした。その時は、重そうなトランスの入った箱をぶら下げて帰る気にはならず そのまま通り過ぎてしまったのですが、ある日 伊勢崎にある ヤナイ無線 に出かけた所 このキットを見かけたのです。店のおじさんに聞いたところ、「早い人は 4時間くらいで組む」との事。ゆっくりやっても丸1日くらいで組み上がるようなので早速注文。日曜日に注文して水曜日にはキットが到着。(ちなみに価格は5%OFFでした。)
キットの中には 組立て説明書の他に はんだづけトラの巻も同梱されていました。
さすがエレキット!
(エレキットって 昔 カホ無線で売ってましたよね?)

ちなみにロットNo.は612916。
どのくらいの人が買ったんだろう?
キットの中で使用されている真空管(ECL82 (6BM8互換))。
中には、三極管と五極管が入っているそうです。何と! made in YUGOSLAVIA
ケースに真空管とトランスを取り付けたところ。
調子に乗ってトランスのカバーを取付ける前に基板間の配線をしてしまい、
トランスのカバーをねじ2本だけで(本当は4本)止める羽目になってしまいました。
トホホ...
こちら側はケースの内部。
右側の大きい基板がアンプ本体。左側は、スピーカーへのターミナルとRCA端子。
基板内では真空管用の高電圧がかかっています 感電にご注意。
真空管部分のアップ。
左右のトグルスイッチは、左が電源スイッチ・右が入力切替えスイッチ。
2chの入力切替えができます。
アンプの電源を入れたところ、10秒ぐらいで写真のようにうっすらと赤くなります。
100℃位になるそうなので、やけどに注意しましょう。
完成品の写真。オプションのグレードアップキット「OP-870(\2,000-)」を
取付けてあるので真空管部分は隠れています。
ちなみに組立て時間は 約6時間でした。

音の方は あまり変わってない感じがします ←(その前にスピーカーを換えろ!!)



20/05/12 真空管(ECL82)の交換


20年近く使用している真空管アンプ、片方の球から 音が出なくなりました。
協立電業でECL82のペア品を売っていたので、即 注文。
上側が 今回購入したロシア製の球。
約20年間 頑張ったユーゴスラビア製 真空管。
お疲れ様でした。