ハンディ無線機 VX-7の電源強化


バイクツーリングで使用している無線機に バーテックス・スタンダードのVX-7を使用していますが、知り合いが同じ無線機を購入して 「FM放送も同時に聞こえるよう設定したが、バイクのメインキーを切ると それまで使用していたチャンネルが(初期値に)変わってしまう」との相談を受けました。
    
私の使用環境では 同じ設定にしても それまで使用していたチャンネルは覚えています。

そこで色々と確認すると、
 ・本体の電源ボタンで操作すると チャンネルは記憶されている
 ・無線機をシートの下に入れ、バイクのメインキーで切ると チャンネルを忘れてしまう
という症状であることが分かりました。

私の無線機には、以前 「ジェネレータ(発電機)のノイズが乗る」と言われたため、電源ラインに4,700uFの電解コンデンサが入れてあります。
  
そこで、DCプラグ部分の抜き差しで電源をON/OFFすると 同じ症状が再現できました。

余談ですが、VX-7はバッテリーを搭載していますが、DCプラグを挿すと充電モードに切り替わり 外部からの電源がOFFされても バッテリーからは電気を供給されない状態になるようです。
以前使用していた iCOM IC-T8ssの取説には、
  
と有るので、機種によって外部からの電源の取り扱いが異なるようです。


原因が分かれば、対策を講じることが出来ます。
今回は 電源ラインの途中に電解コンデンサを付けて対処。
4,700uFの電解コンデンサを 2個並列に接続
バッテリ側への逆流防止のダイオードも挿入

写真は 裸のままですが、実際には 金属部分をコーキング剤で覆って 絶縁しました。